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はちがつおどり/んたばるうがむ・ぴとぅまたうがむ

八月踊り/土原ウガム・ピトゥマタウガム

八月踊りは毎年旧暦の8月8日、9日、10日の3日間にわたって豊年祭で演じられる踊り。1637年に宮古、八重山に実施された人頭税制度で重税を課せられた人々が納税をすませた喜びと豊年を祈念するために行われるようになったと言われている。踊りが行われるのは中筋が土原ウガム、塩川がピトゥマタウガムで、どちらも古木が茂る聖域で、露天の踊り場として最適な場所。多良間の八月踊りは、獅子舞い、棒踊り、労役踊りなど土着の「民俗踊り」と沖縄本島からもたらされた「古典踊り」、「組踊り」の二つに分けられる。最初は島で創作された「民俗踊り」のみが演じられていたが、明治の初期から中期になって「古典踊り」や「組踊り」が首里を中心に沖縄本島から伝播された。祭の初日は仲筋の土原ウガムで、2日目は塩川のピトゥマタウガムで芸能上演があり、3日目は「ワカレ」と言って、両方の御願所で演じられる。

スポット情報

アクセス 土原ウガム:多良間空港から約4.5km。車で11分。
ピトゥマタウガム:多良間空港から約4.2km。車で約10分。
備考 土原ウガム:仲筋の八月踊りを行う聖域。史跡土原ウガム遺跡の南側には樹齢250年余、枝張り約21mのアカギやフクギ、デイゴ、ガジュマルなどの古木が繁茂し、涼やかな木陰をつくっている。
ピトゥマタウガム:塩川の八月踊りを行う聖域。中央に舞台があり、その脇には幹周約1.5mのフクギ2本と数本のガジュマル、デイゴが茂っている。